12月23日(月)NHKのAMラジオ第一、よる10時から10時55分の放送でした.ジャーナル特集のテーマは「企業不正」。
最近の不正の事例を振り返り、不正や不祥事はなぜ起きるのか、どうしたら防げるのかでした。
不正が起きる企業は
現場の実態を管理職に挙げられていない。
上司に相談できる文化がない。
忖度する雰意気、事なかれ主義、高度成長期の日本的組織の強みを失って、制度疲労を起こしている。
風通しの悪さ、ピラミッド型組織等により、意見交換や提言が気軽に出来ない。
スタッフとラインがつながっていない。現場を知らない、現実をわかっていない。
不祥事には2つのタイプが
・カビ型:長年に渡って不祥事が繰り返されてきた。裏マニュアルがある。
・ムシ型:トップや幹部が個人の私利、私欲のため不祥事を起こす。
不祥事を起こさない企業
うちの会社をよくしようと従業員が考えたら不正は起きない。
会社に対するエンゲージメント(従業員の会社に対する「愛着心」や「思い入れ」)があり、会社をもっとよくしようという社風がある。
社員の閉そく感が出てくると会社へのエンゲージメントが薄れてくる。
エンゲージメントを高めるには
⓵ 社内公募制度 社員が主体となる経営、社員は生きがいを持って働くためには新しい事業を始める時など社内公募制度が有効。
②フリーエージェント制度 自分がこの仕事をやりたい場合自分で選ぶ。
最後に NHKジャーナルの記者、山崎 淑行さんから、時代のセンスをお持ちの「経営士」の方々なら、ネットラジオの方が生活環境にあっているかもしれませんねとの言葉を頂いています。(鈴木和男会長)